【英語あいさつ】How are you?への正しい返し方

イギリス英語

Hello, Cuppa time アンジェラです。

昨今、海外出張などは減っているかもしれませんが、一方で、リモートで海外と会議をする機会はむしろ増えているのではないでしょうか?

国や言語が変わっても、あいさつはコミュニケーションの基本ですよね。

特にビジネスでは、スマートにあいさつが出来ると良い第一印象を与えることが出来ます。

あいさつの仕方はこれらの記事でご紹介していますので、今回は「How are you?」と聞かれた時の適切な返し方をまとめてみました。

元気かどうか聞かれていない

「Hi」や「Good morning」等のあいさつと同時にたいてい聞かれる「How are you?」ですが、大前提として、実は、元気かどうか・調子はよいかなどは全く聞いていません。

ですから、体調が良いとか悪いとか、最近何があったとか、昨日何をしたとか、今日何をする予定かとか、詳しく返事をしてはいけません!

正しい返し方

では、スマートな正しい返し方を見ていきましょう。

I’m good.

「How are you?」に対して一番よくある返し方は、

I’m good.

です。

同じように一般的なのが、

I’m well.

です。短い単語で「w」と「ll」が入っているので、やや言いにくいのが難点です。

I’m okay.

文字通り、「OK」な状態です。

I’m all right.

こちらは、全部良いというよりは、「OK」に近い「まぁ大丈夫」という感じです。

後の2つは、「good」に比べるとまぁまぁなニュアンスがあります。もっとも、「good」な状態ではなくてもお決まりで「good」と返したりしますので、それぞれ使い分けるというより、個人的な言葉のチョイスにすぎなかったりもします。

繰り返しますが、理由や状況を詳しく説明する場面ではない限り、実際どうなのかは関係ありません。

相手にも聞き返す

聞いてくれた相手にも聞く場合は、

I’m good, thanks, (and) you?

と、「(and) you?」と返します。

「thanks」や「thank you」は、言ったり言わなかったりで、絶対のルールがあるわけではありません。

「I’m good」は文法的に正しい?

文法的に、「I’m well」以外はおかしいと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、問題ありません。

I’m good/okay/all right (全般的にOKな状況にあるというニュアンス)

I’m well (体調、健康がOKな状態というニュアンス)

I’m doing well/okay/all right (doingがあっても無くてもほぼ同じ)

I’m doing good (間違い。ただし、ネイティブでこのように返す人は実際にはいます。)

  • 文法上doing(動詞)の後は、good(形容詞)ではなくwell(形容動詞)にしなくてはいけません。
  • もし文法上正しいなら、「何か良いこと」をしているという意味になります。例えば、チャリティ団体でボランティアをしているとか、特に言うべき良い行いをしていて、それを相手にも知ってほしい場合にのみ適用されます。

なお、かなり年配の方だと、「I’m good」はアメリカ的な言い方と感じるようですが、「I’m good」は、イギリスでも日常で使われています。

「I’m ○○」を補足する

本当に良いか悪いかは聞かれていない「How are you?」のあいさつですが、返す時に補足することもあります。補足というより、単純に言い方の癖だったりもします。

I’m pretty ○○

○○には、「good」「well」「okay」「all right」のどれが入っても大丈夫です。

この場合の「pretty」は「かわいい」という意味の「pretty」ではなく、「わりと」とか「けっこう」という意味で、「けっこういい感じ」くらいのニュアンスです。

I’m really ○○

こちらは、「good」「well」とは良い組み合わせです。

とても調子のよい時は、このように返すこともあります。

「okay」や「all right」はそもそもまぁまぁの状態なので、さらに強調する「really」とは一緒に使いません。

I’m quite ○○

度合を強調するだけだった「pretty」や「really」と違って、「quite」はすこしややこしくなります。

それは、「quite」には、

  1. 比較的まぁまぁ
  2. 完全に、ものすごく

という、程度の違う二つの意味があるからです。

「good」、「okay」、「all right」はややカジュアルなので、「quite」と組み合わせても、「まぁまぁいいよ」です。

一方「I’m quite well」または「I am quite well」は、かなりフォーマルな言い方になります。

転職の面接だったり、紹介された人と初めて会う場合などが、「I’m quite well」が使われる場面です。

Alright

「I’m all right」は「All right」や「Alright」に略すことも出来ます。

この場合、発音は「L」を言わない、オーライ(ただし「ラ」は「R」)になります。

Alright?は「How are you?」にもなりますし、「How are you?」への返事にもなります。

Alright?

Alright(, you?)

ビジネスでは「I’m good, thanks」が返せれば万能ですが、慣れてきたら、ぜひ他の言い方も使ってみてくださいね。

Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。

みなさま、良い一日を!

See you soon!

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