Hello, Cuppa Time アンジェラです。
前回の記事で、カッパタイムおすすめの紅茶をご紹介しましたが、お茶をいれるとちょっと甘いものが欲しくなりませんか。
英国でお茶菓子、cuppaのお供といえばダントツでビスケットです。
そんな訳で、イギリスにはビスケットランキングもいろいろあり、折に触れて話題になります。
アンケート調査だったり売上高だったり、毎年様々行われていて少しずつ結果が違うのですが、今回は、中でも毎回必ず上位に入るTOP10をご紹介したいと思います。
ビスケット vs クッキー
ところで、ランキングの発表前に、「ビスケット」と「クッキー」の違いはご存じですか?
日本ではまた日本独自の定義があるようですが、英国では、日本で一般的にビスケットやクッキーと呼んでいるものはすべて「biscuit」です。
ブリティッシュ英語は「biscuit」、アメリカ英語では「cookie」です。(だから、セサミストリートに出てくるのは、クッキーモンスターなんですね……)
それでは、イギリス人が選んだみんなが大好きなビスケットTOP10の発表です。
イギリス人が選ぶビスケットTOP10
McVitie’s Digestives
英国人が選ぶビスケットの第1位は、英国はスコットランドの老舗McVitie’s社のDigestivesです。
なんと、ビスケットに限定しないお菓子部門全体でも堂々の第1位ですので最強ですね。
日本でもおなじみマクビティのダイジェスティブは、世界100ヶ国以上で販売されているのだとか。
チョコレートのないプレーンなものと片面がチョココーティングになっているものがありますが、ランキングの1位はチョコレートコーティングのダイジェスティブでした。
ビスケットにするかチョコレートにするか迷った時に、ビスケットもチョコレートも両方食べられるのも人気の秘密かもしれません。
また、ミルクチョコレートとダークチョコレートがあるのもうれしいですよね。どちらのチョコレートにするか、はたまたチョコレートの無いオリジナルにするか選べるので飽きません。
新しい商品や他のビスケットを食べてみても、結局やっぱりダイジェスティブに戻ってきてしまう。McVitie’s Digestivesはそんなビスケットだと思います。
Shortbread
英国で人気のビスケット第2位はshortbreadです。
日本ではWalkers社が有名ですよね。パッケージにタータンチェックが使われているように、こちらもスコットランドの老舗で創業は1898年、エリザベス女王の御用達ブランドでもありました。
ただ、英国内でもイングランドではWalkersの商品を置いている店は少なく、代わりにMartin’sやスーパーのプライベートブランドのショートブレッドがそろっています。
また、ショートブレッドはすてきなデザインの缶に入った商品が多く、缶がほしくて買うことも。
特にM&S(マークスアンドスペンサー)のクリスマス缶は、蓋のデザインだけでなく、缶そのものが飾っても楽しめる形になっているものが多いので、毎年集めたくなってしまいます。
Chocolate Fingers
人気のビスケット第3位は、Cadbury社のMilk Chocolate Fingersです。
こちらも、サクサクのビスケットにチョコレートコーティングですから、やはりビスケットもチョコレートも両方食べたい人が多いのでしょうか。
フィンガーサイズで気軽につまめるので、小さい子ども達も大好きです。
Jaffa Cakes
第4位は、再びMcVitie’s社のJaffa Cakesです。
「ケーキ」という名前がついていますが、ビスケットの人気ランキング堂々の4位です。
実は、Jaffa Cakesはケーキなのかビスケットなのかで裁判沙汰になったことがあります。
なぜなら、英国では「チョコレートビスケット」にはVAT(付加価値税)がかかり、「チョコレートケーキ」にはVATはかからないという決まりがあるからです。
最終的には、Jaffa Cakeは「ケーキ」ということで決着しましたが、イギリス人の選ぶビスケットランキングの4位にランクインです。
McVitie’s Hobnobs
第5位は、またまたMcVitie’s社のHobnobs Chocolateです。
1位のダイジェスティブは小麦のビスケットでしたが、5位Hobnobsの基本の材料はオーツ麦です。このザクザクしたオーツ麦の噛むほど味わいがあるところが人気です。
こうしてみると、人気の上位は素朴で飽きのこないビスケットばかりですね。
Custard Creams
https://amzn.to/3X5dsGU第6位はシンプルなビスケットにカスタード風味のクリームが挟まったCustard Creamsです。
こちらも定番中の定番商品なので、McVitie’s社をはじめ、プライベートブランドにも必ずあります。
Jammie Dodgers
第7位は、1829年からイングランドでビスケットを作っているBurton’s Biscuit社のJammie Dodgersです。
Jammieは少しくっつく感じのラズベリージャムのことで、このJammieをビスケットで挟んでいます。
上側のビスケットの真ん中がハート型にあいているので、赤いジャムがハートの形に見えるようになっていて、かわいらしいビスケットです。
Maryland Cookies
第8位は、同じBurton’s Biscuit社のMaryland Cookiesです。
ここでようやく、チョコチップクッキーが登場しました。
チョコがかかったビスケットもおいしいですが、チョコチップクッキーはまた違ったおいしさがありますよね。
小袋になっているものは、ランチ等に持っていきやすいサイズなのもポイントが高いところです。
Bourbon
第9位は、チョコレートビスケットにチョコレートクリームを挟んだBourbonです。
6位のカスタードクリームのチョコレート版といえるでしょうか
McVitie’s社もBourbonを出していますし、プライベートブランドにも必ずある定番の商品で、別のビスケット人気ランキングでは1位になったこともあります。
Crunch Creams
第10位は、こちらも1853年からあるイングランドFox’s 社のCrunch Creamsです。
6位の「custard creams」にも似ているのですが、クリームを挟んでいるビスケットが、その名の通り「crunch」でザクザクしています。
Fox’s社もおいしいビスケット商品が多く、ジンジャービスケットも人気です。ジンジャービスケットがお好きな方は、Crunch Creamsのジンジャー版Ginger Crunch Creamsやプレーンなジンジャービスケットもぜひ食べてみてください。
番外編
最後に、番外編としてもう一つだけご紹介するのはLotus社のBiscoffです。
Biscoffはベルギー発のビスケットですが、イギリスでも大人気です。もちろんスーパーにもありますし、カフェで紅茶やコーヒーを頼んだ時に食べたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回ご紹介したTOP10は、すべて英国の会社のビスケットでしたのでBiscoffはランクインしませんでしたが、英国に限定しないランキングでは1位になることもしばしばです。
スプレッドもあるので、パンに塗ったりお菓子作りにも重宝します。
アイスクリームや棒アイスの製品もありますので、スーパーの冷凍売り場で見てみてくださいね。
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Cuppa Timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
Enjoy your cuppa with some yummy biscuits.
みなさま、良い一日を!
See you soon!
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