Hello, Cuppa Time アンジェラです。
英語でメールを書く時、「“お世話になっております”って、英語で何だろう?」と、冒頭から困った経験のある方、多いのではないでしょうか。
日々進化している翻訳機能ですが、残念ながら「お世話になっております」に関しては、英語としてかなり変な言い方に訳されてしまいますので、ご注意ください。
日本語のメールでは「お世話になっております」が書き出しの定番であるように、英語メールにも定番のフレーズがありますので、ご紹介したいと思います。
お世話になっております
I hope you are well
英文のメールで「お世話になっております」に相当する決まり文句は「I hope you are well.」です。
![](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/06/Email-Hi-Jon-sample-1.png)
直接「お世話になっております」という意味ではないのですが、日本語でメールを送る時に「お世話になっております」を書く位置に、英語メールでは「I hope you are well.」と書くのがお決まりです。
日本語に訳すと、「ご健勝のことと存じます」とか「お元気にお過ごしと思います」になりますので、冒頭のあいさつとして、特におかしい感じは無いですよね。
日本語の「お世話になっております」は、本当にお世話になっている時も、そうでない時も書きますが、英語の「I hope you are well」も、本当に伺っている時もあれば、形式的な書き出しとしても使います。
いつでも誰に対しても使えますので、まさに「お世話になっております」と同じ便利なフレーズです。
I trust you are well
英語メールの冒頭文は、このように相手の様子を尋ねる言い方なので、いくつかバリエーションもあります。
万能な「I hope you are well」の「hope」を「trust」に変えて、
「I trust you are well」
という言い方をする時もあります。
あえて言えば、礼儀正しい、やや硬い⁈言い方ですが、「お世話になります」と「お世話になっております」の違い程度の使い分けです。
I hope this mail finds you well
また、
「I hope this mail finds you well」
というフレーズもあります。
こちらも、「I hope you are well」と意味は同じです。
直訳すると、「このメールが良い状態のあなたを見つけることを願っています」となってしまい、意味が分からないかもしれませんね。
この言い方は、まだメールが無く手紙のやり取りをしていた時の名残で、「この手紙が届いた時、あなたが元気でありますように」という、手紙の冒頭の決まり文句でした。
メールになった今では届くまでに時間はかかりませんが、「お元気にお過ごしでしょうか」くらいの意味で、今でも使われています。
I hope you had a lovely weekend
英国では、同僚や友人とちょっとした会話(small talk)をする時に、一番話題になるのが「週末や休暇をどのように過ごしたか」です。
そこで、月曜日や休暇明けは、メールの書き出しが
「I hope you had a lovely weekend.」
とか、
「I hope you had a lovely holiday.」
になることもよくあります。
返信メールの冒頭のあいさつ
I hope you are well
受信したメールに返信する場合の冒頭も、「I hope you are well.」です。
ただし、「I hope you are well.」は相手の調子を伺う言い方ですので、「お世話になっております」と違って同じ相手に同じ日に何度も書くことはしません。
やり取りが続いていく場合は、日本語でも英語でもすぐに本題に入ることが多いと思いますので、あいさつを省いても問題ありません。
Thank you for your email
返信するので、「メールをありがとうございます」から始める場合は、
「Thank you for your email.」
になります。
日本語でも、「お世話になっております」と「メールをありがとうございます」の両方を書くことがありますが、「I hope you are well」と「Thank you for your email」の並記も、問題ありません。
![](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/06/Email-I-hope-and-thank-you.png)
「I hope you are well」に返信する
「I hope you are well」と書いてあるメールを受信した場合は、尋ねてくれたことに対して返信します。
![](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/06/Email-Im-well-too.png)
この「I hope you are too」は「あなたも同じと存じます」です。
相手がすでに「I hope you are well.」と書いているので、「I hope you are well too.」の「well」を省略して「I hope you are too.」になります。
相手からのあいさつが「I hope you had a lovely weekend.」だった場合は、
(Yes,) I did, thank you. I hope you did too.
と、基本的に相手の冒頭の書き方にならえばOKです。
機械翻訳の「お世話になっております」は要注意
日々進化を遂げている翻訳機能ですが、残念ながら「お世話になっております」に関しては、まだマスターしていないようです。
![](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/03/2ffa837c97b8e5f62cbaaacbee86d285-1024x204.jpg)
お世話になっております
いつもお世話になっております
大変お世話になっております
We become indebted to
Always I am indebted
Thank you very much for your help
日本語の言い方も多少を変えてみましたが、2度ほど「indebted (to)」が出てきてしまいました。
「indebted」は「借りがある」、「恩がある」という意味です。
謙遜ではなく本当に大きな借りや恩がある場合に使います。
ですので、「お世話になっております」の表現としては、かなり大げさになってしまいます。
通常のビジネスメールで、
おはようございます。
私は恩義を感じております。
表題の件につきまして……
なんてメールを送ってしまったら、「恩義??」と困惑させてしまいます。
3番目の「Thank you very much for your help」は、「お世話になっております」として冒頭で使えないこともないのですが、この言い方は、文末の「よろしくお願いします」として使われる方が圧倒的に多い言い方です。
メールの文末の表現は、こちらでまとめていますので、あわせてご参考ください。
まとめ
メールを送信する時の冒頭のあいさつ、「お世話になっております」は、「I hope you are well」です。
厳密には、「お世話になっております」=「I hope you are well」ではないかもしれません。
ですが、メールのやり取り上での役割やその位置づけは全く同じと言えます。
メールのシステムによっては自動提案してくるほど定型文ですので、メールを送信する場合は、ぜひ活用してみてください。
Cuppa Timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
皆さま、良い一日を!
See you soon!
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