Hello, アンジェラです。
今イギリスでは、首相官邸で行われた複数のパーティーが、コロナ禍中の規制に違反していたのではないかと大きな話題になっています。首相の誕生日にも、職員と集まり、バースデーを祝ってケーキを食べたとか。
ここで、首相の進退について議論はしませんが、大の大人が誕生会?首相だから?と思われた方も多いのではないでしょうか?
イギリスでは、首相でなくても、大人も子どもも派手にお祝いします。もちろん今は控えめですし、大半の人は規制内で行っているわけですが、首相でなくても、有名人でなくても、普通の大人も誕生日会は盛大です。
バースデー、3つのマストアイテム in UK
英国でイギリス人が誕生日を祝うのに欠かせないのは、この3つです。
- バースデーカード
- 風船とデコレーション
- ケーキ&キャンドル
バースデーカード
何はなくとも、バースデーカード!バースデーカードは、絶対に忘れてはいけません。

家族から、親戚から、友人から、同僚から必ずカードをもらいます。同じように相手の誕生日にカードを送ります。誕生日にカードがないというのは、存在しないと扱われているのと同じくらいに受け取られます。大げさでなく、カードを贈らない=気持ちがない、親愛も礼儀もないのと同義なのです。

もしも忘れてしまったら、遅くなっても送ります。そんなときのために、こんな「遅くなってごめんなさい」カードもいろいろ市販されていますし、念のためにストックしています。
最も、SNSの発達、環境への配慮(紙ごみ削減)、そしてコロナの影響もあり、カードを郵送する代わりにメッセージを送信することも多くなりました。
特に職場では、以前は、社内でも必ずカードを渡したり、大きなカードに寄せ書きしたりしましたが、グループチャット内での送信や個別のメッセージに切り替えるようになりました。
風船とデコレーション
二つ目は、風船とデコレーションです。盛大に飾り付けをします。


特に節目のバースデー(21歳、30歳、40歳……100歳、110歳)は派手に飾ります。家の中はもちろんですが、家の外のドアや、家の近くの道路やラウンドアバウト(ロータリー)まで飾る人もいます。職場でも、デスク周りがこうした風船や紙吹雪、紙テープなどで飾られていて、同僚も、たまたま近くに来た人も、「ハッピーバースデー!」とお祝いしてくれます。
ケーキ&キャンドル
そして、こちらも欠かせないのが、ケーキとキャンドルです。日本でも、誕生日にケーキは食べるかもしれませんが、大人はなかなかろうそくまでしないですよね。イギリスでは、大人もろうそくを立てます。年の数だけにするとさすがに多すぎるので、数字のキャンドルが活躍します。スーパーにもカード屋さんにも、カラフルでいろいろなデザインの数字のキャンドルがあります。



キャンドルに火をつけたら、「ハッピーバースデートゥーユー♪」の大合唱
その後、誰かが、
Make a wish!
「お願い事をして!」
と言います。
誕生日の人は、心の中でお願い事をしてからろうそくを吹き消すのがお決まりです。一息で消せたら、願い事がかなうと言われています。
そして、英国流のお決まりはまだ終わりません。
ろうそくが消えたら、また、誰かが、
Hip, hip
「ヒップ、ヒップ」
と言います。掛け声、号令みたいな合図です。
そしたら、参加者全員で、元気よく
Hooray!
「フーレイ(発音は、ハレ―に近い感じです)」
そうです、これ、日本で応援の時に言う「フレー🙌」です。
この「Hip, hip, Hooray!」を3回繰り返してお祝いします。
アメリカ英語圏ではあまり言わないようですが、英国や英連邦では、これがないとなんだか締まりません。
誕生日のお祝いはまだ続くのですが💦、長くなってしまったので、またご紹介します。
Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
See you soon!
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