【2022年夏】バッキンガム宮殿クイーンズギャラリー日本展「Japan:Courts and Culture」

カッパタイム

Hello, Cuppa Time アンジェラです。

この夏休み、久しぶりのロンドン観光をしてきました。

エリザベス女王在位70年の今年、ロンドンへ行ったらバッキンガム宮殿へ行かないわけにはいきません。

バッキンガム宮殿は、夏季の期間限定で内部にも入場できるので、「ステートルーム(宮殿内入場)」と「クイーンズギャラリー」に「ロイヤルミューズ」もセットになった「Royal Day Out」のチケットを事前購入して3か所を見学してきました。

「クイーンズギャラリー」の展示内容はその時々で変わりますが、いずれも世界有数のコレクションで、いつ行っても飽きることはありません。

クイーンズギャラリー日本展

今年から来年2023年の2月26日までの日本展「Japan: Courts and Culture」は、「クイーンズギャラリー」初の試みだそうですので必見です。

今回の日本展のタイトルは「Japan: Courts and Culture」、この場合の「Courts」とは「皇室」のことです。

「コート」は、「テニスコート(tennis court)」の「court」と同じ単語です。

もともとは「囲まれた場所」という意味なので、中庭なども「court(コート)」と言います。そこから、建物に使われるようになり、「法廷」または「宮廷」を指して使われることが多い単語です。また「Courts」も「Culture」も「C」で頭をそろえて韻を踏んでいます

入館

「クイーンズギャラリー」は、バッキンガム宮殿に隣接するギャラリーですが、入口は宮殿内部への入口とは違います。

「クイーンズギャラリー」では、予約時間にすぐ入館することができました。

まず、空港のセキュリティチェックと同じような荷物検査とゲートを通ります。大きな荷物がある場合は、その先のクロークに預けることが出来ます。

オーディオガイド

セキュリティチェックが終わったら、オーディオガイドが用意されています(追加料金はありません)。

日本語も選べますので、英語と日本語と両方聞き比べてみるのもいいですね。

また、展示品の説明に加えて、学芸員の方のお話や工芸家の作業などが見れるショートビデオもあり、とても充実したガイドになっていました。 

見学時間

広大なバッキンガム宮殿に隣接するクイーンズギャラリーですが、展示室はそれほど広くなく、数部屋程度です。ですが、一点一点が本当に素晴らしいので、どれもじっくり見てしまいます。

「Royal Day Out」のセットチケットでは、次の「ロイヤルミューズ」の時間まで1時間~1時間半程度が割り当てられていましたが、個人的には全く足りないくらいでした。

また、クーラーの無い施設の多いイギリスでは珍しく、クーラーが効いていますので、今後毎年真夏日が続くようでしたら、暑い日にゆっくり鑑賞するのも良いかもしれません。

皇室と王室

展示には、贈呈品のみならず、両国訪問時の交流が記録された手記や写真もありました。

ここで、すべての展示品をご紹介することは出来ませんが、クイーンズギャラリーの日本展を特別なものにしているのは、やはりロイヤルコレクションが、日本の皇室から英国の王室に送られたギフトの品々だということではないでしょうか。

展示品

1850年代以降王室と皇室の交流の歴史は長く、即位や戴冠の際に日本から贈呈された希少な品々は美しく、実物は本当に優美の一言に尽きました。

当然、国の威信をかけた最高峰の品であることは間違いありませんが、同時に、親睦を深めていた英国王室へのお祝いの気持ちも込められただろう品々は、見るものを魅了してやみません。

クイーンズギャラリー「Japan: Courts and Culture」のページ(英語)もぜひご覧ください。

英語版よりページ数は少ないですが、日本語の解説ページもあります。

甲冑と刀

展示の中でも、各国からの旅行者にも大人気なのが、甲冑と刀です。

1613年、日英の初めての直接交流があった時に持ち帰られた物の中に甲冑があり、また鎖国時代を経て開国後、ヨーロッパ王室で初めて日本を訪れたアルフレード王子(ヴィクトリア女王の次男)に送られたのも、甲冑とのことでした。

クイーンズギャラリーに展示されている甲冑や刀を熱心に眺めたり、写真を撮っている人がとても多かったです。

サギ蒔絵手箱

今回の展覧会の中で特に注目されているのが、白山松哉の『サギ蒔絵手箱』です。

日本展のポスターや宣伝の表紙もこちらの絵手箱が使われています。

Lacquer box decorated with a heron early twentieth century SHIRAYAMA SHOSAI (1853-1923)

昭和天皇からエリザベス女王へ即位のお祝いに送られた品です。

第2次大戦後、英国と日本との友好関係を再構築するための外交的メッセージを込めて贈られたとの説明がありました。

刺繍

今回の日本展、皇室から王室への贈り物ですから、最高級の物ばかりであることは間違いないのですが、刺繍作品もどれも素晴らしい物でした。

左の写真の屏風は『花鳥図刺繍屏風 四曲一隻』で、1902年エドワード7世の戴冠に際し、明治天皇の名代として小松宮彰仁親王より贈呈されたそうです。

なお、屏風の贈り物があった記録は残っていたものの、離宮のオズボーンハウスで展示されていたのがその時の物だと確認されたのは、最近のことだそうです。

写真では、本物の良さが100分の1も伝わらないように思いますが、圧巻でした。

屏風の写真の隣のクジャクの方は、左側の花々が、裁縫好きな母が刺繍で作ってくれたピアノカバーの花によく似ていて、思わず写真を撮ってしまいました。

どれもこれも、写真では本物の質感が伝わらずもどかしい思いです。ご都合の付く方は、ぜひ「クイーンズギャラリー」で本物をご覧になってくださいね。

日本と英国の結びつき

「クイーンズギャラリー」の王室コレクションは、王室ファンならずとも必見の展示が多いですが、今回の「Japan: Courts and Culture」は、英国と日本との結びつきの深さを再認識させてくれました。

日本での生活と英国での生活が、人生のほぼ半々となった今、ゆかりある両国の長い歴史を垣間見ることができ、とても有意義な時間を過ごすことができました。

今後も両国の友好関係とこうした文化的な交流が、末永く続いていくことを願ってやみません。

Cuppa Timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。

みなさま、良い一日を!

See you soon!

「クイーンズギャラリー」は、9月22日から入館再開されます。

エリザベス女王の崩御に伴い、本年の「バッキンガム宮殿」および「ロイヤルミューズ」の入場は終了となってしまいましたので、ご注意ください。

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