Hello, Cuppa Time アンジェラです。
私は普段、英国の日系企業で通訳・翻訳をしているので、「よろしくお願いします」の意味で「Thank you」を使うことがとても多いです。
この、「Thank you」、実はものすごく便利で万能な言葉です。
本来の「ありがとう」にももちろん使いますし、他にもいろいろな場面で使うことが出来るので、場面別にご紹介したいと思います。
6つのThank you
ビジネスでも日常でも、特によく使う「Thank you」を6つにまとめてみました。
- ありがとう
- どうも
- いりません
- 嫌味なありがとう
- そこまで、以上
- 名詞・形容詞
それぞれ、どのような感じで使われているのか、また使う場合に注意したほうがよいことも、合わせてお伝えしたいと思います。
「ありがとう」のThank you
皆さんご存じ、「ありがとう」の「Thank you」です。
何かをいただいた時、してもらった時、感謝の場面で使う「Thank you」です。
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This is for you.
これ、どうぞ
![](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/01/Girl-2-150x150.png)
Thank you.
ありがとう
日本では、「ありがとう」より「すみません」と言うこともあります。
英語では、何かいただいたり、何かしてもらった時に「sorry」や「Excuse me」と言うことはありません。
また、お辞儀をする習慣もないので、言葉ではっきり「Thank you」と言うのがベストです。
「どうも」のThank you
一番目の「ありがとう」にとても近いのですが、まさに、日本語の「どうも」的に使います。
短く簡単な自己紹介で、
![](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/04/Dark-hair-1-150x150.png)
Hi, I’m Angela, thank you.
アンジェラです、どうも
あるいは、褒められた時などには、
![](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/04/Orange-hair-1-150x150.png)
Your dress looks great!
そのドレスいいね!
![](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/03/Girl3-1-150x150.png)
Thank you.
どうも
こんな風に、「ありがとう」より軽い感じで言うことが出来ます。
私たち日本人は、褒められたりするとついつい「いえいえ、全然…」と謙遜したくなりますが、英語では褒められたら、素直に「Thank you」です。
それでも、「いや、褒められるほどのものでも…」と素直に「Thank you」が言えない方も、「あ、どうも」程度の「Thank you」だと思って、どんどん言ってみてください。
「いりません」のThank you
いらない場合、「いりません」とか「けっこうです」と言う時は、「No」だけで終わらせずに必ず「Thank you」とセットで「No, thank you」と言います。
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Would you like a cuppa?
お茶淹れようか?
![](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/01/Untitled-design-150x150.png)
Yes, please!
うん、お願い!
![](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/01/Girl-2-150x150.png)
Would you like some more cuppa?
お茶、おかわりは?
![](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/01/Untitled-design-150x150.png)
No, thank you, I’m fine.
いらない、大丈夫
「No, thank you」はもはやセットです。切り離してはいけないので、絶対一緒に言いましょう。
「嫌味」なThank you
こちらは、「けっこうです」の「Thank you」に近いですが、純粋に必要としていない「No, thank you」と違って、余計なおせっかいや失礼な人に対して言います。
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I know how to do it, thank you.
やり方(くらい)は知ってるよ、(わざわざ)ありがとさん
「そこまで!」・「以上!」のThank you
英語の「Thank you」は、「そこまで!」とか「以上!」という訳がぴったりくる場面でも使います。
こちらも、「いりません」の「Thank you」の使い方に似ていますね。「もうそれ以上はけっこうです」の「Thank you」とも言えます。
サンキューのキューを強く、語尾上がり⤴に言います。ここが、ポイントです。
教室で生徒がうるさい時に、先生が一言、
![先生](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/01/Male-teacher-150x150.png)
THANK YOU ⤴
隠されているメッセージも含めて訳すと「うるさいのはもうけっこうです」という意味です。
よく「英語ではストレートに言わなければいけない」と言われますが、そうでもありません。
英国では、言葉は丁寧に礼儀正しく、遠回しな表現も好まれます。(よって、風刺や皮肉、ブラックジョークなども大好きです。)
ですから、言葉は「Thank you」ですが、当然感謝の意はなく、終了を告げる「Thank you」です。
さて、この、なかなか圧のあるTHANK YOU ⤴ で言うことを聞かなかった場合はこうなります。
![](https://www.ukcuppatime.com/wp-content/uploads/2022/04/mother_angry-150x150.png)
Thant’s enough, thank you!
いいかげんにしなさい!
直訳すると「それは十分、そこまで!」になります。
つまり「いいかげんにしなさい!」ですね。
けんかや文句がエスカレートしてきたような場面でも言いますし、子どもの悪ふざけがすぎたり、おやつを食べすぎた時などにも使えます。
「名詞」・「形容詞」で使うThank you
最後に、「Thank you」を名詞・形容詞扱いして使う場合をご紹介します。
名詞として使う場合は
A big thank you to everyone.
Many thank-yous to you all.
直訳すると、どちらも「多大な感謝をみんなに」、つまり「みなさん、ありがとう」です。
この使い方は、「Thank you」を名詞と考えるので、数えるのです!(英語の数える数えない、ややこしいですよね…)
形容詞扱いして使う場合もあります。
I was given a thank you note.
お礼のカード(ちょっとしたメッセージカードや付箋紙等)をもらったよ
Pack of 12 thank-you cards.
お礼のカード(封筒入りのきちんとしたカード)12枚入りセット
「Thank-you」とハイフンを入れるのが辞書的には正しいようですが、全員が文法をしっかり守っているけではないのは、日本語も英語も同じです。
おまけ 「Thank you」か「Thanks」か?
最後に、では「Thank you」と「thanks」で違いはあるでしょうか?
ほとんどの場合、「Thank you」より「Thanks」の方がカジュアルになりますが、どちらを使ってもOKです。
でも、「嫌味」な「Thank you」や「そこまで!」の「Thank you」の時は、「Thanks」では弱くなってしまいます。サンキュー ⤴ のキューを強めに目ヂカラこめ、腰に手を当てて?!言ってみてください。
Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。
A big thank-you to you!
See you soon!
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