年に一度のバードウォッチングイベント「Big Garden Birdwatch」 in UK

英国の暮らし

今週末、イギリスでは年に一度のバードウォッチングイベント、「Big Garden Birdwatch」がありますので、ご紹介したいと思います。(※鳥が苦手な方は、他の記事へ回れ右をしてください。)

「Big Garden Birdwatch」とは?

「Big Garden Birdwatch」は、RSPB(王立鳥類保護協会)による、毎年恒例のバードウォッチングイベントです。UKに生息する野鳥のデータ収集のためにおこなわれており、イギリス国内ならだれでも参加できます。

子どもの学校では、今週の宿題はこのバードウォッチングになりました。

1月28日(金)~1月30日(日)の3日間のうち、任意の1時間、公園、庭、あるいはベランダからバードウォッチングをします。そして、その1時間にどんな鳥がとまったかを数えます。同じ種類の同じ鳥を複数回数えないようにするために、同じ鳥の場合は最も多かった数をカウントします。例えば、4羽のスズメがとまり、しばらくしてまた2羽のスズメがとまった場合は、「スズメ4羽」として報告します。空を飛んでいるのを見た場合は、数えません。

1時間バードウォッチングをしたら、結果をオンラインで送信します。

毎年100万人以上の人が参加するため、あらゆる場所、あらゆる時間帯のデータを取ることが出来ます。今朝のBBCニュースでも、今週末の「Big Garden Birdwatch」特集されていました。

冬の間、野鳥は餌やシェルターを求めて家庭の庭に来ることが多いそうです。そこで、毎年冬の同じ時期に全国でバードウォッチングを行うことで、広くデータを集め生息状況を知ることが出来るのです。

RSPBとは?

RSPBは「The Royal Society for the Protection of Birds」、王立鳥類保護協会です。

設立は1889年と歴史は古く、1904年にはすでに王室の認可(Royal Charter)を受けています。イギリス全土で200以上の保護区(nature reserves)を管理し、会員は100万人以上、ヨーロッパで最大の自然保護団体となっています。

庭に鳥を呼ぶ

イギリス人の庭好きは有名ですが、動物や鳥も大事にしています。

寒い冬の間、庭に出る機会は多くないのですが、鳥の餌になる実がなる木を植え、庭に鳥を呼ぶために、バードフィーダーを置きます。

そうすると、自然の餌の少ない季節、野鳥が餌を求めて庭にやってきます。

こちらのフィーダーに入っているのは、ファットボールです。

ファットボールは、ナッツやシードをスエット(牛や羊の脂)で固めたものです。

どちらも、ガーデンセンターはもちろん、スーパーでも買えます。

また、チーズやオーツをラードなどの脂で固めて、自分で作ることも出来ます。

バードバスもあると、庭に来た鳥の水飲み場、水遊び場になります。

こうして庭にやって来る野鳥たちが、長くて暗いイギリスの冬の庭に、いろどりを添えてくれるのです。

Cuppa timeにお付き合いいただき、ありがとうございました。

みなさんも、カッパを淹れてゆっくり外を眺め、バードウォッチングをしてみてください。

See you soon!

コメント

タイトルとURLをコピーしました